“自分や家族、大切な人の身に危険が迫ってしまった時にいかに身を守り、命を守れるか、そのことを念頭に修練を積んでいきます。
しかし、いかに私達が技や術を修得しても自分で危険な状態を作ったり、少し腕に自信がついて試したくなり喧嘩を自分から仕掛けたりと、火の中に自分の身を投じるようなことをしては何にもなりません。武道を積む者として礼儀正しく、強く、大きな心を持ち合わせ、優しく、しかしいざという時には内に秘めたる強靭な強さで危険に対処する、それが武道を積む者として大切なことであります。
いざ実戦に立ち向かった時に緊張や興奮状態で頭が真っ白になって息も上がり、時にはパニックになり稽古で積んできたことがほとんど出来なくなってしまうなんてこともあると考えてください。そのようなことも意識した上で自分自身を追い込み、厳しさを自分に課す必要も出てくるでしょう。
強さを求め深く掘り下げていくことに終わりはありませんし、稽古を積んでいくごとに得るものが必ずあります。”
— 児玉秀人師範